2007年9月19日水曜日

パッチとマザーテレサ

人々を救済していこうという働きをしている人はたくさんいます。

どんな方法でどの部分を救済していこうと考えるかはそれぞれ違いますが、ひとつ共通しているのは”使命感”でしょうか。

パッチ・アダムスとマザー・テレサ、私はこのお二方と実際にお会いしたことがあります。
マザーと会ったときはまだ何も出来ない、毎日をぼんやり過ごしていた年齢だったのですが、とても身近な存在というか、どこにいても人々の中に溶け込んでいく人・・・という印象を覚えています。

二人とも社会の生み出す貧困と暴力の犠牲になっている人々に対して、問題意識を持ち自ら活動を始めたひとではあるのだけど。本当に大きくくくれば、マザーは身近な人々、一人ひとりに目を向ける活動をしていた人。パッチは社会の流れを変えていくための活動をしている人。ということが出来るかもしれません。

この「CO」と「MASS」のちがいはあるけれど、見ているものは同じ。このマクロとミクロの目は私たちの中に誰もが持っているものです。社会情勢をどう受け止めるか、身近なことのどこに問題意識を持つか・・ってことでしょうか?

パッチは「~だから出来ない」って言うのはナシにしよう。って言っています。
この”~”っていうのは自分の能力やしがらみのこと。
「I wont to do」って言ってるうちは何も起こらない、夢を実現するために必要なのは「I do」って言うことなんだよ!って。
これはなにも平和活動だけでなくて、すきなことを極めたい!とか、私はこうなりたい!という個々の目的のためにも活用することができます。

救済という言葉はあくまで俯瞰からみたものの言い方で副産物でしかありません。
彼らは愛の発見者であり、発信者です。
愛の発見者であるという使命感が、彼らから能力の限界やしがらみへのネガティブな思いを取り除いているように思います。
私たちからすると突き抜けて見えるのはそこなのかもしれません。

私も二人にならい、「I do」の思考で夢や目的に近づけるようにしていこうと思います。
(パッチ的にはしていきます。と言わなければなりませんね(^^;)

パッチのしっかりした大きな手、マザーの小さくて柔らかな手。どちらの手も本当に暖かい手でした。


これはパッチの活動の発信基地です興味のある方は覗いてみて!
http://www.patchadams.org/home.htm